若手エンジニア必読 技術力とキャリアを伸ばすおすすめ書籍10選

はじめに

新年度が始まり新たな生活を送っている人も多いと思う。

この記事では、そんな中で将来エンジニアを目指している大学・大学院に進学した人や、この春からエンジニアとしてキャリアをスタートした新社会人向けにおすすめの本を個人的な主観たっぷりで紹介する。

前提として、本記事の対象読者は一般的に言うところのジュニアクラスの Web エンジニアをとしている。

TL;DR

昨今の生成 AI が世界を席巻する世の中、小手先のテクニックや知識だけでは価値を発揮できなくなっている。

このような時代に人間(エンジニア)に求められていることは、原理原則を理解し、応用力や問題解決力につながる骨太な知識が重要だと個人的には思っている。

その上で、僕のキャリアを振り返ってエンジニアとして本質的な力を養うために役に立ったと思う書籍を紹介する。

プログラミング・コーディング

プロになるためのWeb技術入門

Web 技術の全体像をつかむための入門書。新卒一年目で何が分からないか分からないという状況だった際に気付いたことだが、まずは全体像を理解するのがとても重要。どこから手を付けていいか分からない、となった際にまず手に取ってほしいおすすめの一冊。

最近(2025年3月)改訂版が出たらしい。

[改訂新版]プロになるためのWeb技術入門
こちらの書籍は 2025/03/19 紙版の3刷に対応するため更新をおこないました。 (概要) ※この商品はリフロー型epubで作成されております。デバイスに合わせて文字の大きさやレイアウトが変更可能です。また,電子書籍内で検索をかけたり,マーカーを引いたり,自動読み上げを行うことも可能です。 なぜWebシステムをうまく作ることができないのか?――本書は2010年に初版が発行されました。Webに携わるエンジニアだけでなく、Webマーケティング担当者にいたるまでWebの仕組みを根本から理解するための技術書として多くの方々に利用されました。それから10数年の月日が流れ、本書の特徴である技術の根本をていねいに解説するスタイルはそのままにアップデートを図りました。最新のWeb技術を取り入れて全面改訂です。さらに技術を学ぶ上でのさまざまな悩みを解消し、エンジニアとして成長していく手がかりをふんだんに盛り込みました。もちろんサンプルアプリケーションプログラムを試しながら理解を深めていく工夫もしています。本書によって本質をとらえるプロの技術力も得てください。 (こんな方におすすめ) ・Webプログラミング初心者。Web業界やそれをなしている技術に興味のある方。 (目次) ■第1章 技術の学び方  1.1 技術の学びはなぜ難しくなったのか  1.2「技術の引き出し」を作ろう ■第2章 Webシステムの全体像  2.1 Webシステムの構造  2.2 Webコンテンツ  2.3 クライアントサイドの構成要素  2.4 サーバサイドの構成要素  2.5 ネットワークとインターネット  2.6 Webシステムの実行環境と開発環境  2.7 Webシステムを実現するための技術 ■第3章 WWWの基本要素とその発展  3.1 World Wide Webの始まり  3.2 URIとハイパーリンク  3.3 HTTP  3.4 SGMLから生まれたHTML  3.5 CSSによる視覚情報の分離  3.6 データ構造を記述するXML  3.7 HTML5策定とHTML Living Standardへの統一 ■第4章 HTTPクライアントとHTTPサーバ  4.1 Webアプリケーションの根本を学ぼう  4.2 最小のHTTPサーバを実現する  4.3 レンダリングエンジンの働きを確認する  4.4 HTTPクライアントをブラウザに変更する  4.5 動的なコンテンツの生成  4.6 Webアプリケーションへの発展 ■第5章 URLとHTTP  5.1 URLの基本構造  5.2 URLの詳細構造  5.3 HTTPの基本  5.4 HTTPリクエストの実践 ■第6章 従来型のWebアプリケーション  6.1 GoによるWebアプリケーション  6.2 Goによる簡単なWebサーバの作成  6.3 ToDoアプリケーションで学ぶ基礎  6.4 Webアプリケーションの画面遷移  6.5 Webアプリケーションの状態管理  6.6 セッションとユーザ管理  6.7 ユーザ認証の実装  6.8 Webアプリケーションの複雑性をカバーするフレームワーク ■第7章 SPAへの進化  7.1 SPAへの潮流  7.2 JavaScriptの起源と発展  7.3 Tiny ToDoのUIを改善する  7.4 サーバとの非同期通信  7.5 Tiny ToDoに非同期通信を実装する  7.6 JSONによるデータ交換  7.7 フラグメントによる状態の表現  7.8 SPAの課題とサーバサイドレンダリング ■第8章 Web API  8.1 APIのWeb化  8.2 REST  8.3 リソース指向アーキテクチャ  8.4 Tiny ToDoのWeb API設計  8.5 Tiny ToDoのWeb API化  8.6 Web APIの公開  8.7 再注目されるRPCスタイル ■第9章 サーバプッシュ技術  9.1 サーバプッシュ技術の歴史  9.2 Server-sent eventsによるプッシュ配信  9.3 Server-sent eventsの実践  9.4 WebSocket  9.5 WebSocketの実践 ■付録A コンピュータの基礎  A.1 2進数と16進数  A.2 テキストとバイナリ  A.3 文字コード  A.4 Base64エンコーディング  A.5 ハッシュ値  A.6 IPアドレスとドメイン名  A.7 TCP/IP  A.8 標準入力と標準出力  A.9 構造化データの表現 ■付録B WSLのインストール  B.1 環境の確認  B.2 WSLのインストールと実験の準備  B.3 WSLの使い方 ■付録C Go言語入門  C.1 Goのインストール方法  C.2 はじめてのGoプログラム  C.3 Go学習時の注意点 ■付録D 補足資料  D.1 telnetコマンドのインストール方法  D.2 サンプルコードのダウンロードと実行 続きを読む
[改訂新版]プロになるためのWeb技術入門  favicon amazon.co.jp
[改訂新版]プロになるためのWeb技術入門

リーダブルコード

エンジニアであれば一度は目にしたことや耳にしたことがあるであろう名著。誰もが理解しやすいコードを書くための具体的なテクニックが紹介されている。シンプルでありながらも内容が詰まった一冊。

リーダブルコード ―より良いコードを書くためのシンプルで実践的なテクニック (Theory in practice)
「美しいコードを見ると感動する。優れたコードは見た瞬間に何をしているかが伝わってくる。そういうコードは使うのが楽しいし、 自分のコードもそうあるべきだと思わせてくれる。本書の目的は、君のコードを良くすることだ」(本書「はじめに」より)。 コードは理解しやすくなければならない。本書はこの原則を日々のコーディングの様々な場面に当てはめる方法を紹介します。 名前の付け方、コメントの書き方など表面上の改善について。コードを動かすための制御フロー、論理式、変数などループとロジックについて。 またコードを再構成するための方法。さらにテストの書き方などについて、楽しいイラストと共に説明しています。 日本語版ではRubyやgroongaのコミッタとしても著名な須藤功平氏による解説を収録。
リーダブルコード ―より良いコードを書くためのシンプルで実践的なテクニック (Theory in practice)  favicon amazon.co.jp
リーダブルコード ―より良いコードを書くためのシンプルで実践的なテクニック (Theory in practice)

インフラ・ネットワーク

入門者のLinux 素朴な疑問を解消しながら学ぶ

Linux 初心者向けに丁寧に解説されている本。Docker や Kubernetes などのコンテナ技術が欠かせない存在になって久しいが、それらはいずれも Linux に深く依存している。かく言う僕もコンテナを深く知ろうと思えば思うほど結局 Linux に立ち戻って勉強することも多い。

それくらいに、基本でありながらもエンジニアとしての基盤となる、欠かせない知識だと思っている。

入門者のLinux 素朴な疑問を解消しながら学ぶ (ブルーバックス)
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 さまざまな事情からLinuxを使い始める(学び始める)人が増えています。そうしたLinux初心者がまず戸惑うのは、コマンドを使って操作する点ではないでしょうか。WindowsやMacならマウスを使う操作を、なぜコマンドで行うのか。本書では、実際に数々のコマンドを打ち込みながら、その理由を学んでいきます。本格的にLinuxを学び始める前に知っておくと便利なことを、さくっと読める一冊です。
入門者のLinux 素朴な疑問を解消しながら学ぶ (ブルーバックス)  favicon amazon.co.jp
入門者のLinux 素朴な疑問を解消しながら学ぶ (ブルーバックス)

マスタリングTCP/IP

OSI 参照モデルの中でも特に TCP/IP について分かりやすく、かつ網羅的に解説した定番書。クラウド環境が主流となった今ボタンをクリックするだけでもインフラが構築できる便利な世の中だが、その背後にあるネットワークの仕組みを理解することで、効率的なネットワーク設計やトラシュー力が身につくと思う。

マスタリングTCP/IP 入門編(第6版)
TCP/IP解説書の決定版! 時代の変化によるトピックを加え内容を刷新!  本書は、ベストセラーの『マスタリングTCP/IP 入門編』を時代の変化に即したトピックを加え、内容を刷新した第6版として発行するものです。豊富な脚注と図版・イラストを用いたわかりやすい解説により、TCP/IPの基本をしっかりと学ぶことができます。プロトコル、インターネット、ネットワークについての理解を深める最初の一歩として活用ください。 第1章 ネットワーク基礎知識 第2章 TCP/IP基礎知識 第3章 データリンク 第4章 IPプロトコル 第5章 IPに関連する技術 第6章 TCPとUDP 第7章 ルーティングプロトコル(経路制御プロトコル) 第8章 アプリケーションプロトコル 第9章 セキュリティ 付録 続きを読む
マスタリングTCP/IP 入門編(第6版)  favicon amazon.co.jp
マスタリングTCP/IP 入門編(第6版)

DB

スッキリわかるSQL入門

SQL 初心者にとって心強い一冊。基本的な SELECT 文から始まり、複雑な結合やサブクエリまでを丁寧に解説してくれている。章ごとに用意された演習問題で実際に手を動かしながら学べるので SQL を初めて学ぶ方でも、これを読めば業務で使えるレベルに到達できると思う。

スッキリわかるSQL入門 第4版 ドリル256問付き! スッキリわかるシリーズ
シリーズ累計90万部突破の大人気入門書の改訂版! どこでも試せて繰り返し練習できるから 初心者でもSQLがグングン身に付く! 初心者でもすぐにSQLを習得できる秘密は、3つのコンセプトにあり! 【1】シンプルだけれど奥深いSQLが楽しく「わかる」 学習中浮かび上がる読者の疑問をスルーせず、しっかり答えを出して次のテーマに進みます。 このスッキリ流解説によって、副問い合わせや結合、正規化といった初心者がつまずきやすい分野も楽しくマスターできます。 【2】つまずくことなく、今すぐに、何度でも「試せる」 従来、SQLの学習環境を整えるためには、面倒な準備が必要でした。 本書では、PCやスマートフォンのブラウザがあれば今すぐにSQLを実行できるクラウドサービス「dokoQL」を用意し、最初から学習に専念できるようになっています。 【3】自信がつくまで繰り返し「練習できる」 SQLをマスターするには、たくさん書き、たくさん実行し、SQL文と実行結果の因果関係を繰り返し体感することが、遠回りのように見えて一番の近道です。 本書に収録した膨大な特訓ドリルを活用すれば、着実に理解を深めることができます。 第4版では、最新DBMS製品に対応したほか、新付録として「SQLによるデータ分析入門」を追加しました。 RDBやSQLが、近年注目を集めるデータ活用とAIの世界にも繋がっていることを実感できます。 ※dokoQLは新刊購入者用特典です。利用の前にインプレスのWebサイトで「dokoQLご利用上の注意」をご確認ください。 ※この商品は固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 購入前にお使いの端末で無料サンプルをお試しください。 続きを読む
スッキリわかるSQL入門 第4版 ドリル256問付き! スッキリわかるシリーズ  favicon amazon.co.jp
スッキリわかるSQL入門 第4版 ドリル256問付き! スッキリわかるシリーズ

達人に学ぶDB設計徹底指南書

データベース設計の名著。正規化の基本からアンチパターンとその回避方法まで、実務で役立つ知識が詰まっている。データベース設計で迷ったときに何度も読み返したくなるので手元に置いておくのがおすすめ。

達人に学ぶDB設計徹底指南書 第2版
DBエンジニア必携のロングセラーがついに改訂! DB設計の正しい考え方・実践ノウハウが身につく本 本書は、プロのDBエンジニアである著者が、DB設計の基礎と実践ノウハウをやさしく手ほどきする『達人に学ぶDB設計徹底指南書』の改訂書籍です。 第2版では、初期構成を活かしつつ内容を最新化するだけでなく、クラウドにも対応できるようにしました。 【本書のポイント】 ●論理設計の基本から、正規化、パフォーマンスなど、押さえておくべき基礎知識やポイントを幅広く体系的に解説!豊富なサンプル、章ごとの練習問題もあるので、実際の開発現場でも通用する知識を徹底的に身につけることができます。 ●やってはいけないアンチパターン、注意すべきグレーノウハウも丁寧に解説。「ただ何となくやってはいけないと分かっている」「なぜかはちゃんと分かってないけど、注意するようにしている」で終わらせず、きちんと「なぜ」を理解して、実務で自信を持って使えるだけの知識が身につきます。 ・DBエンジニアを目指す人 ・DB設計の基礎と実践をしっかり学びたい人 ・脱初級を目指すDBエンジニアやアプリケーション開発者 など、DB設計・開発に携わるすべての方におすすめの一冊です。 【目次】 第1章 データベースを制する者はシステムを制す 第2章 論理設計と物理設計 第3章 論理設計と正規化~なぜテーブルは分割する必要があるのか? 第4章 ER図~複数のテーブルの関係を表現する 第5章 論理設計とパフォーマンス~正規化の欠点と非正規化 第6章 データベースとパフォーマンス 第7章 論理設計のアンチパターン 第8章 論理設計のグレーノウハウ 第9章 一歩進んだ論理設計~RDBで木構造を扱う 付録(演習問題の回答) ※本電子書籍は同名出版物を底本として作成しました。記載内容は印刷出版当時のものです。 ※印刷出版再現のため電子書籍としては不要な情報を含んでいる場合があります。 ※印刷出版とは異なる表記・表現の場合があります。予めご了承ください。 ※プレビューにてお手持ちの電子端末での表示状態をご確認の上、商品をお買い求めください。 続きを読む
達人に学ぶDB設計徹底指南書 第2版  favicon amazon.co.jp
達人に学ぶDB設計徹底指南書 第2版

ソフトウェア設計・アーキテクチャ

Web API: The Good Parts

Web API 設計のベストプラクティスを学べる一冊。

API 設計時の課題やその実装について具体的な事例とともに解説されている。良いAPIとは何か、そしてそれをどう作るかについて深く理解できる内容となっている。

Web API: The Good Parts
Web APIの設計、開発、運用についての解説書。 APIは設計次第で使いづらいものになるだけではなく、公開後の保守運用も難しくなってしまいます。 そのためAPIを美しく設計することがとても重要です。 本書では「設計の美しいAPIは、使いやすい、変更しやすい、頑強である、恥ずかしくない」という考えのもと、 APIをどのように設計し運用すればより効果的なのか、ありがちな罠や落とし穴を避けるにはどういう点に気をつけなければいけないのかを明らかにします。 ターゲットは、URIにアクセスするとXMLやJSONなどのデータが返ってくるシンプルなタイプ――XML over HTTP方式やJSON over HTTP方式――のAPIです。 読者は、Web API設計の考え方と手法を知ることができます。
Web API: The Good Parts  favicon amazon.co.jp
Web API: The Good Parts

ソフトウェアアーキテクチャの基礎

アーキテクチャ設計の基礎を学ぶならこの一冊。システム全体の構成やデザインパターン、またアーキテクトとしての振る舞い、考え方など押さえておきたいポイントが網羅されている。

また「トレードオフ」という概念を通じて、状況に応じて最適な選択肢を見つける力が重要だと強調されていて、一つ上の視座に立って技術力を発揮できるようになりたいエンジニアには是非読んで欲しい書籍。

ソフトウェアアーキテクチャの基礎 ―エンジニアリングに基づく体系的アプローチ
ソフトウェアアーキテクチャとは、ソフトウェアシステムの成功に欠かせない重要な土台です。そのためソフトウェア開発者には、効果的なアーキテクチャを実現するスキルが求められます。本書は、そうした効果的なアーキテクチャを設計、構築、維持するアーキテクトになるために必要なスキルや知識を、現代的な視点から整理して包括的に解説する書籍です。 ソフトウェアアーキテクチャの定義から、アーキテクトの役割、モジュールや結合、アーキテクチャスタイルといったアーキテクチャ設計の基礎、チームやステークホルダーと効果的にコラボレーションしていくために必要なソフトスキルまで、さまざまなトピックについて実践的な例とともに説明します。
ソフトウェアアーキテクチャの基礎 ―エンジニアリングに基づく体系的アプローチ  favicon amazon.co.jp
ソフトウェアアーキテクチャの基礎 ―エンジニアリングに基づく体系的アプローチ

その他(キャリア、マインド、仕事術)

Team Geek

エンジニアとして、チームで仕事をする上では技術だけではなく、人間関係やチーム作りの大切さを説いた本。「心理的安全性」や「有害な人への対処法」など、エンジニアリング以外のスキルも磨ける一冊です。

特に「大原則 HRT (Humility=謙虚、Respect=尊敬、Trust=信頼)」は、どの組織にいても、はたまたエンジニアじゃなくなったとしても大事な考え方だと思う。

Team Geek ―Googleのギークたちはいかにしてチームを作るのか
複数のプログラマが関わる場合、優れたコードを書くだけではプロジェクトは成功しません。 全員が最終目標に向かって協力することが重要であり、チームの協力関係はプロジェクト成功のカギとなります。 本書は、Subversionをはじめ、たくさんのフリーソフトウェア開発に関わり、その後Googleでプログラマを経てリーダーを務めるようになった著者が、「エンジニアが他人とうまくやる」コツを紹介。 「チームを作る三本柱」や「チーム文化のつくり方」から「有害な人への対処法」まで、エンジニアに求められる社会性について楽しい逸話とともに解説します。
Team Geek ―Googleのギークたちはいかにしてチームを作るのか  favicon amazon.co.jp
Team Geek ―Googleのギークたちはいかにしてチームを作るのか

SOFT SKILLS ソフトウェア開発者の人生マニュアル

技術だけではなく、キャリア全般や人生設計について考えさせられる本。本書では、キャリア戦略、生産性向上、副業収入の作り方など、多岐にわたるテーマが扱われている。「エンジニアとしてどう生きるべきか?」という問いに対するヒントが詰まった一冊となっている。

SOFT SKILLS ソフトウェア開発者の人生マニュアル 第2版
ソフトウェア開発者専用に「より良い人生」を送るためのノウハウ・スキルを網羅した「生き方バイブル本」、待望の改訂版。 プログラマーが良い人生を送るためには、技術習得法やキャリア構築法といったノウハウに加え、対人的な交渉・指導・意思疎通などをうまく行える能力や知恵、すなわち「ソフトスキル」が不可欠です! 本書では、キャリアの築き方、自分の売り込み方、技術習得法、生産性の高め方といった仕事で成功する方法だけでなく、財産の築き方、心身の鍛え方、恋愛で成功する方法など、「人生全般をより良く生きる方法」を具体的に説明します。 ■「序文」から抜粋 あなたがこの複雑な産業で活路を開こうとしている若いソフトウェア開発者なら、今手にしているこの本は、多くの知恵と優れたアドバイスを与えてくれるはずだ。 ロバート・C・マーティン(アンクル・ボブ)
SOFT SKILLS ソフトウェア開発者の人生マニュアル 第2版  favicon amazon.co.jp
SOFT SKILLS ソフトウェア開発者の人生マニュアル 第2版

コンサル一年目が学ぶこと

おまけとして、ベストセラーとしても有名なこちらの本。 コンサルってちょっとエンジニアとは離れるし意外に思う方も多いかも知れないけど、職業業界を問わず15年後も役立つ普遍的なスキルがいくつも紹介されている。「結論から話す」「数字で語る」「期待値コントロール」など一人のビジネスマンとして非常に参考になる内容だと思う。

コンサル一年目が学ぶこと 新人・就活生からベテラン社員まで一生役立つ究極のベーシックスキル30選
新人からベテランまで今日から使える、外資系コンサル出身者が 必ず身に付けているベーシックスキルを30個に厳選! 本書は、コンサルタンティング会社に勤める人のためだけの本ではありません。 職業・業界を問わず、 15年後にも役立つ普遍的なスキルを、 社会人一年目で学んだときの基礎的なレベルから理解するための本です。 では、なぜ「コンサル一年目が学ぶこと」というタイトルにしたのか。 外資系のコンサルティング会社の出身者には、業界や職種を問わず、さまざまな場所で活躍する人が多くいます。 ということは、彼ら、彼女らが、コンサルタント時代に学んだことのなかに、 業界、職種を問わず、ひろく活躍できる、普遍的な仕事力が含まれていたという仮説が成り立ちます。 本書では、わたし自身の経験に加え、各界で活躍する元コンサルタントの方に取材し、その仕事術のうち今日から使えるスキルを、30個に厳選しました。 【目次】 第1章 コンサル流話す技術 01 結論から話す 02 Talk Straight 端的に話す 03 数字というファクトで語る etc 第2章 コンサル流思考術 10 「考え方を考える」という考え方 11 ロジックツリーを使いこなす 12 雲雨傘 提案の基本 etc 第3章 コンサル流デスクワーク術 16 文書作成の基本、議事録書きをマスターする 17 最強パワポ資料作成術 18 エクセル、パワーポイントは、作成スピードが勝負 etc 第4章 コンサル流ビジネスマインド 23 ヴァリューを出す 24 喋らないなら会議に出るな 25 「時間はお金」と認識する etc 続きを読む
コンサル一年目が学ぶこと 新人・就活生からベテラン社員まで一生役立つ究極のベーシックスキル30選  favicon amazon.co.jp
コンサル一年目が学ぶこと 新人・就活生からベテラン社員まで一生役立つ究極のベーシックスキル30選

まとめ

今回は、若手エンジニア向けにおすすめの書籍をジャンルごとに紹介した。

プログラミングだけでなくインフラ、設計手法に至るまで、幅広い分野の本を取り上げたが、どれもエンジニアとして成長するために本当におすすめできる内容ばかりだと思う。

私自身全く右も左も分からないような状態でエンジニアとしてのキャリアをスタートしたが、これらの書籍なしには成長できなかったと思う。

確かに実際の業務は学び多いが、自身の周りのことに限定されてしまう。より多角的な角度で、汎用性高く他者の学びをここまで効率よく吸収する術はないと思うので、今回紹介した本の中から、自分の課題や興味に合った一冊を手に取ってみて欲しい。